過敏性腸症候群の漢方

過敏性腸症候群とは、大腸や小腸に原因となる異常が見つからないのに、便通異常と腹部症状が続く病気です。英語では、Irritable Bowel Syndrome(略してIBS)といいます。IBSの主な原因はストレスと考えられています。排便は自律神経の副交感神経に支配されていますが、過剰なストレスを受けると自律神経のバランスが崩れ、その働きが狂ってくるのです。

主な症状は腹痛、腹部不快感や下痢、便秘などの便通異常です。大きく、次の2つのタイプに分けられます。

  • しょっちゅうおなかが痛くなり、下痢をするタイプ。
    【例】 緊張すると、おなかが痛くなって下痢をする。
    電車に乗ると、おなかが痛くなって、何度も途中下車してトイレにかけ込む。
  • 便秘が続き、排便の前におなかが苦しくなることが多いタイプ。
    【例】 何日も排便がなく、うさぎの糞のようなコロコロとした固い便しか出ない。
  • なかには下痢と便秘を交互にくり返す人もいます。

下痢や便秘などの症状が1か月以上続いていて、ほかに原因となる病気がない方は、過敏性腸症候群(IBS)の可能性が考えられます。
東洋医学では、心身一如(しんしんいちにょ)といって“心と体は一つ”という概念に根ざしています。ですから、ストレスが根っこにあるような体のトラブルである本症は最も得意とするところです。
IBSの漢方治療は、直接的に脾胃の気の巡りを整えて機能を回復させるか、鬱屈・横走した肝気を伸びやかにすることが基本です。
さらには糖分控えめ、カルシウム多めの食事、適度な運動、価値観の転換など、ライフスタイルの再検討もすすめます。

画像の説明

過敏性腸症候群の漢方治療については、

当院の漢方著効例
 の症例17
当院の漢方著効例2
 の症例80
当院の漢方著効例4
 の症例186、189,192,197
当院の漢方著効例7
 の症例327

を参照して下さい。