生活習慣病について

文字サイズ:


以前に、成人病といわれていた病気・・・肥満症、糖尿病、高血圧症、高脂血症、高尿酸血症、痛風などは、生活習慣に大きく関係し影響している事がわかりました。

近年では、年齢に関係なく若い方でも、間違った生活習慣を続けていると、この病気の対象になっています。このような事から「成人病」を「生活習慣病」と呼び方が改められました。

すでに報道などでもご承知のことと思いますが、厚生労働省は、脳卒中や心筋梗塞などの重大な疾病を予防することで医療費の大幅な削減が見込まれるとの理由から、これら生活習慣病を早い段階から治療・管理することに力を入れ始めています。
あなたも、ご自身の生活習慣について、もう一度しっかりと見つめなおしていただきたいと思います。

生活習慣病はなぜ起こるの?

私たちの生活パターンは、特に終戦を境に大きく変化しました。
動物性脂肪の多い高カロリーの欧米型食生活、車や公共の交通手段の発達、エレベーターやエスカレーターの利用等など、私達は豊かで便利なこれらの生活を積極的に受け入れてきました。

その結果、食生活の欧米化と運動不足があいまって肥満が助長される一方、中高年に到ると、組織社会でのストレスや、喫煙、過度の飲酒など生活習慣の乱れが加わり、生活習慣病は発症するのです。

これら生活習慣を根本的に見直すことなしに、生活習慣病を克服することは難しい状況です。

生活習慣病はなぜいけないの?

“糖尿病の気(け)がありますね”、“血圧が高目ですよ”、“コレステロールと中性脂肪が高いですね”等の指摘を受けた方もたくさんいらっしゃると思います。でも、そのような指摘を受ける前に、どこかが痛かったり、苦しかったり、何か自覚症状はありましたか?

恐らく、どなたも自覚症状を感じることはなかったと思います。このことが、生活習慣病が『静かなる殺人者ーサイレントキラー』と呼ばれる所以なのです。

生活習慣病を放置することにより、いつのまにか動脈硬化が進行し、結果として、脳卒中(脳梗塞や脳内出血)や心筋梗塞発症の原因となることは多くの研究で明らかとなっています。なかでも、糖尿病の場合は、糖尿病網膜症による失明、糖尿病性腎症による腎不全、糖尿病性神経症による末梢神経障害など、さらに多くの合併症を発症します。

脳卒中や心筋梗塞などが発症した時点では、ほとんどの場合、生活習慣病自体も重大な局面に進展している可能性が大きいのです。






特に脳血管、虚血性心疾患は、日本人死因の2位、3位を占めており、3人に1人はこうした動脈硬化性疾患で死亡しているのが現状であります。

近年、著しく増え続ける生活習慣病は早めの予防が必要です。仕事などの理由により、日頃の運動不足やストレス、不適切な食生活を続けていませんか?手遅れになる前に医師の診断を受け、適切な予防を心がけましょう。